城の基礎知識

石垣の積み方ひとつ取っても工夫がいろいろ

投稿日:2015年10月10日 更新日:

石垣は近世以降、城への敵の侵入を防ぐ大変効果的な役割を果たしてきました。

石垣の積み方ひとつ取っても工夫がいろいろ




ひとくちに石垣と言っても、城の石垣にもたくさんの種類があります。石垣の石の積み方によって、その種類別を行うことが出来ます。
 

最も古くからおこなわれている石垣の積み方は「野面積み」と呼ばれるものです。
これは自然の石をほとんど加工することなく積み上げたものであり、まだ石垣に関する技術が研究されていなかったころのものになります。
 

慣れるとロッククライミングの要領で登ることが出来るので、あまり防御性能は高くなかったと言えるでしょう。

 

■石垣の技術が進歩するごとに防御力が向上

 

戦国時代からよく見られるようになった積み方として「打込はぎ」というものがあります。
石を平らに加工し、石の隙間を少なくし、隙間にも石をかませて積み上げたものであり、敵はかなり登りづらいものとなりました。
「扇の勾配」と呼ばれる美しいカーブで、見た目も良いものになっています。
 

江戸時代から見られるようになった「切込はぎ」は、打込はぎを更に進化させたもので、石を組む場所に合わせて石を加工し、隙間のない石垣を実現させたものです。
敵にとっては手や足をかけるところがなく、非常に登ることが困難になっていたと言えるでしょう。

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